2007年06月14日
「いい家」が欲しい。N様邸物語
家が出来上がるまでには、いつも「物語」があります。
先日、お引渡ししたN様にも「N様邸の物語」がありました。
この度、N様(奥様)から、お電話をいただきました。
「最初、家族で話し合い、イメージしていた家と、実際出来上がった家がどのように変化し成長したのか、最初書いた住宅調書を見ながら、お話してみたい」
「新しい家に来て欲しい」と
お誘いを受けました。
奥様と、ことのほか気持ちが近づいたのは、昨年4月、NHKの番組プロフェッショナルで「住宅設計の匠”中村好文”」を見て共感したことからです。
翌日、電話で大いに盛り上がったのを覚えております。
出来上がった家の2階のフリースペースで話をしようと思いました。
ここは、奥様が
『本に囲まれて、家族全員が自由にいっぱい読書ができる空間が欲しい』
といわれていた場所です。
勾配天井で気持ちのいい空間です。
窓を開けるといい風が入ってきます。
「いい風が入ってきますね。」といいますと、奥様は
「ここからの眺めがすごくいいのです」とおっしゃいました。
以前は平屋でしたのでわからなかったけれど、この家から見える風景に感動しています。
との事。
この部屋だけでも2面の窓から連続する風景。他の部屋からも見えるので360度、景色が楽しめます。
そういえば、N様邸の設計担当者が、上棟のとき、生駒山、二上山、葛城山、金剛山が見えると話していたのを思い出しました。
こうして、まずは出来上がった家の率直な感想を述べ、造り付けのベンチに腰掛け、話が始まりました。
最初に書いていただいた家への思い、夢である『住宅調書』に改めて、目を通しました。
N様は、「初めはどんな気持ちだったのか、どういう風にかわっていったのか、初めの気持ちを忘れていなかったのか を確認したい」と
おっしゃいました。
そうです。最初のご要望どおりの家はなかなかできないものです。
いろいろな夢や心の変化、法規上、構造上の制約があり、いろいろな方の気持ちが入り混じり、段階をふまえて変わっていきます。
では、どのように変わっていったのか、ひとつひとつ見ていきましょう 。
つづく
近藤 正隆
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