2010年03月02日
本当の教科書
3月1日に入社した新入社員の秋田君に『「いい家」が欲しい。』『さらに「いい家」を求めて』『だから「いい家」を建てる。』をまず読んでもらい、感想文を提出してもらいました。
本日はその中から一部をご紹介いたします。
近藤正隆
「本当の教科書」
秋田祥希
私は先月まで、建築の専門学校で建築を基礎から学び、現在は美和工務店で研修を受けています。
そこで、はじめての勉強として『「いい家」が欲しい。』『さらに「いい家」を求めて』『だから「いい家」を建てる。』の三冊を読みました。
一番初めに思ったことは、
「なぜこの考え方を学校は教えてくれないのか?」と、いうことです。
これから誰かのために建築に携わる学生に対して「住み心地がいい家とは何か?」という質問をすれば、「オシャレな部屋」や「広い空間」「かっこいいファサード」など、視覚で感じたイメージで判断すると思います。
そして、その答えを出した学生は今まで住み心地について学んだことがないでしょう。私も含めて。
『「いい家」が欲しい。』は、建築を学ぶ学生の教科書にするべきだと思いました。
例えばこの本は、ある事例を述べて、それに対する答えを出している。
私が学校で学んだ知識は、住み心地を考えていない、ハウスメーカーの事例そのままであった。
だから、第6章の外断熱への批判者たちはとても勉強になりました。なぜなら、批判者の主張はどこが間違っているのか分からず、それの回答を聞くと「なるほど!」と納得できるからです。序章の、だれも教えてくれなかった・・・。は衝撃的でした。
これから建築を知らない人に教えていかなければならない私も教えてもらっていないからです。
大手ハウスメーカーの設計や営業として働く友人がいると複雑な気持ちです。「いい家」の三冊を読んで思ったことは、私はまだまだ勉強が足りないということです。
住み心地については学校で全く学ばず、むしろハウスメーカーにぴったりな知識を学んでいます。
住み心地という考えは住宅には絶対に必要な考えですが、住み心地を無視した知識しか学ばず、それが社会に出て広がっていくことがとても恐いと思いました。
かっこいいインテリアやすごく魅力的な単語でごまかし、我慢しながら住む家を造る建築家は詐欺師だと思います。
当たり前のことですが、言われるまで気付かなかったのが悔しいです。
しかし、「いい家」を造ってお客様に感動を与えられる方法を学べたので、この本こそ「本当の教科書」であると思いました。
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