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 忘れもしない22年前の早朝、激震が走りました。未曾有の大惨事「阪神大震災」です。当時、私は某電鉄会社から出向して子会社のビル等の賃貸管理を行う営繕業務を行う部署に勤務していました。神戸線の西宮から三宮が管轄であり大打撃を受けました。会社に行こうにも全ての電車が運休しており、また電話連絡も繋がらない状況でした。余震の続く中、晩の19時ぐらいに連絡が取れ、電車も動きだし、ようやく会社にたどり着き、その日は震災対策で会社に宿泊しました。刻々と明らかになる被害状況、驚きの連続でした。次の日に六甲のビルを見に行かなければならず、梅田からタクシーで六甲山経由で行きましたが途中道が閉鎖されており、道を引き替えし、2号線から向かいましたが工事車両で大渋滞。結局、タクシーを降りて夙川から六甲まで歩いて行きました。夙川近辺は特に被害が大きかったところで2階建ての住宅が全て同じ方向に傾き、倒壊していました。初めて地震の恐ろしさに直面しました。ビルやマンションも1階がピロティーになっている構造のものは柱が破断・亀裂があり被害が大きかったです。本当にあたり一面が戦争に巻き込まれたかのような情景でした。今、思い出すだけでも嫌な気持ちになります。

 震災復興にある程度の目途がついた4月頃までの間は残業の毎日でお酒を飲みに行くこともありませんでした。おかげで8kgほど痩せました。西宮から王子公園・三宮まで電車が復旧するまでの間は自転車で移動していました。現在、夙川・甲陽園で工事中の現場がありますが、道中、やはりその時見た情景が脳裏をかすめます。

 西宮~神戸間は今では震災の跡形もなく綺麗な街並みが形成されています。しかし、6千人以上の方々が震災で命を奪われました。心よりご冥福を祈ります。

 

〈 復興のシンボル 神戸ルミナリエ 〉

 そして、日本は地震大国です。その後も、新潟中越地震、東北大震災、熊本地震と大きな被害がありました。関西においても近々、南海地震が起きると言われています。我々、設計者は地震が起きても倒壊しない家を考えていかなければなりません。大きな地震が来て全くの無傷ということは有り得ないと思いますので、被害が少しでも抑えられるように検討していかなければなりません。

ところで「美和の家」ですが、構造体がすごく骨太となっています。今回は基礎と構造材のお話しをさせていただきます。

基礎はベタ基礎を採用。底板厚みが20cm・鉄筋D-13のダブル配筋(一般的には底板厚みが15cm・鉄筋D-13シングル配筋)、そして最も特徴的なことが基礎底板と立上り部分のコンクリートを一回で打設していることです。(一般的には二回に分けて打設)一回で打設することにより、コンクリートのジョイント部(継ぎ目)がありませんので、非常に強固なものとなります。継ぎ目がないということは隙間もなく白蟻侵入、雨水浸入を防ぎます。白蟻対策としてさらに基礎外部側にミラポリカフォーム(厚み50mm)コンクリートと一体打設して密着性を高め、白蟻の侵入を防ぎます。ミラポリカフォームは白蟻が食べれない素材でできています。

 

 けれども、木造軸組の建て方前に雨が降ると雨水が溜まってしまいますので、現場監督が水抜きに大わらわです。一回で打設することは基礎内部の型枠を浮かして設置するため、非常に施工性が困難で正確な寸法が要求されます。社内配筋検査で1mm単位で確認して型枠の調整を行います。このように職人さんの大変な苦労のもと「美和の家」を支える丈夫な基礎が完成するのです。

 それから、構造材ですが柱(桧無垢材)・土台(桧無垢材)は4寸柱(12cm角)、梁(米松無垢材)幅も4寸となっています。一般的には3.5寸(10.5cm)の木材(集成材等)を採用されています。ですから非常にがっちりとした骨組みに見えるのです。外部のバラ板には桧・杉材にて斜め貼りをして取付けます。柱と筋かいの接合部分はTIP工法を採用しています。

 

 この工法は旧住宅金融公庫仕様の2.69倍の耐震強度が実験により実証されています。また、次のような特徴があります。「ゆれにくい」「こわれにくい」「ねばりづよい」「傾きにくい」「直しやすい」このなかでも「ねばりつよい」ということがポイントと思います。先の熊本地震では最初の前震ではほとんどの家が倒壊しませんでしたが、次の本震、余震と繰り返される揺れで倒壊した家がほとんどでした。これは家の粘り強さ、復元力がなくたっていたための現象かと思います。「美和の家」で採用しているTIP工法はこの粘り強さを持ち合わせています。さらに長期優良住宅を採用して耐震等級3(一番強い)を取得していますのでたくさんの筋かいが柱と横架材の間に設置されています。制震システムについてもTRCダンパーをオプションで取り付けることが可能です。これは地震エネルギーをTRCダンパーが吸収して、建物の揺れ幅を小さくしますので建物の持つ構造耐力を損なわない働きがあります。

 尼崎市で現在工事中の「美和の家」がTRCダンパーを採用していますので、3月上旬ぐらいに構造見学会のご案内ができると思いますので、ぜひお越しください。また、この週末(1/21、1/22)ですが、西宮市で完成体感会も開催しています。寒い時期の「涼温な家」の空気質をぜひ味わいの来て下さい。心地よい暖かさを体感していただけると思います。

  あと、耐震対策の重要なポイントとして建物のプラン計画にあります。1階と2階の壁位置が同じ位置にあること、1階はあまり大きな空間をとらず壁(柱)を多く設置することが望ましいと思われます。これまでの家の1階LDKは広い空間造りをしてきましたが、これからはデザイン性を考慮した壁面の配置が必要になってくるかと思います。熊本地震で倒壊した家の検証結果より、このような見直しがなされ、建築基準法も改正されるのかもしれません。

 これからもお客様にとって安心、安全、快適な「美和の家」をお届けしたいと思います。

 

営業・設計グループ 中薗登

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