化学物質過敏症

先日、体感ハウスへ大阪市のY様ご夫妻が来場されました。

電車で来場されるという事なので、JR鳳駅にて13時に待ち合わせをし、車でお迎えにまいりました。

鳳駅のロータリーにて待っていると、マスクをして、眼鏡をかけ大きな帽子を被った女性の方が、ご主人と共に出て来られました。

聞くと奥様は 「約15年前に、旭化成のヘーベルハウスで2世帯住宅を建て入居した途端に苦しくなり、いろいろな病院に行き診察を受けましたが、北里大学病院にて“化学物質過敏症”と診断されました。その後、家の建替も検討しましたが、家族構成も変わり、今は2人だけの家をつくりたいと考えています。」と云われました。

体感ハウスに入られ、しばらく経ちました。「マスクを外してみて頂けますか?」と云うと、奥様がおそるおそるマスクを外され続いて眼鏡、帽子と外されました。

「一時間経ちましたがご気分は如何ですか?・・・」

「苦しくない! 普通だわ」と大喜びです。

「この家は、換気がしっかりしていて、家の中の空気がよどむ事無く入れかわっているのです。又、外から入ってくる空気も高性能のフィルターを通して入って来ている為、非常にクリーンな空気のです。だから健康増進に役立ち、安心して住む事が出来る家なのです」

この時、頭に浮かんだのがソーラーサーキット工法の時代に起こったクレゾール事件です。

もし、この時『涼温な家』が有ったらどうなっていただろう・・・・と?

化学物質過敏症は、一度発症したら、一生治らないかもしれない病気です。

このような恐ろしい病気にも効果のある『涼温な家』の素晴らしさを認識した瞬間でした。

近藤 正隆