『涼温な家』を思う心

突然、私の携帯が鳴った。

マツミハウジング(株)の石井さんからの電話だった。

電話の向こうの石井さんの声が何となく元気が無い。

問うと体調不良で入院中との事。

「元気を出して下さい。石井さんが元気でないと『涼温な家』も元気が出ませんよ!」

と伝えた。

 

電話で、話を進めていくと、やはり国内の新築着工棟数が減少して行く中で、今後『涼温な家』を世の中に広めるにはどうしたら良いか。その対策を見出さなければならない。との話だった。

入院中でも『涼温な家』への情熱を忘れない石井さんに感激した。

私は言った。

 「一番の対策は、語り部を育てる事です。20年前は”外断熱”という言葉で、お客様は生まれた。

今は、全館空調システムとの差別化をしないとお客様は生まれない。
我々「いい家」をつくる会の会員として他社工法との差別化を計り、それをしっかり語れるようにならなければ、お客様は生まれない。

そのためには、まず勉強です。競合他社の工法を学び、『涼温な家』のこだわりを学び、それをお客様へ語れるよう人を育てなければならないのです。
これは、「いい家」をつくる会会員が一致団結して取り組まなければならない課題だと思う」

 

石井さんとの話で、今後何を勉強して行かなければならないかを整理し、早急にまとめましょう。という事になった。

私の心の中に、熱いものが動き始めた。

近藤正隆

1ページ (全2ページ中)