塗装工事の「中塗り」と「上塗り」について

2023/08/21(月) リフォームのこと

塗装工事には下塗り、中塗り、上塗りがあります。

前回は下塗りの必要性をお伝えしましたので、今回は中塗り、上塗りの役割についてお話ししたいと思います。

 

上塗りの前には、必ず中塗りが必要です。

中塗りは、膜厚を確保するためのものですが、上塗りの1回目とも言われ、大事な工程です。

塗料は上塗り剤と同じものを使用します。

もし、上塗りせずに中塗りだけで終わってしまうと、表面がムラになり、耐久性、美観性に問題が発生します。

従って、必ず上塗りが必要となります。

 

上塗りは、塗装の仕上げです。

膜厚を確保し、外壁面等の耐久性を上げる等仕上がりを左右する大事な工程です。

塗料の既定の耐久性を維持するために重要なものです。

また、最大限の耐久性を維持するためにも、より丁寧な施工も重要です。


左:下塗り 右:中塗り


上塗り

 

上塗りの注意点は、次の通りです。

1.下塗りきちんと出来ているか。
 (下塗りには、下地調整する役割や上塗りを密着しやすくする役割があるため、必ず必要です)

2.乾燥時間を守って塗装を行う。
 (塗料には乾燥時間が決まっており、守らなければ不具合が生じることになります。通常は2時間以上となっています。)

3.既定の回数以上を塗らない。
 (塗装は基本的に、下塗り、中塗り、上塗りの3工程です。「上塗りを2回にしたら、もっと耐久性が延びるのでは?」という声を聞くことがありますが、塗料カタログの等の標準施工仕様で示されている回数以上に塗ってはいけません。塗るべき塗料の量も定められているので、塗りすぎにも注意が必要です。)

※通常の塗装工程は、下塗り1回、中塗り1回、上塗り1回です。塗料の標準施工仕様に書いてある上塗り2回というのは(中塗り、上塗り)のことです。

施工グループ 川端

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