サイディングボード外壁の塗装等について

2020/07/22(水) リフォームのこと

今回は、サイディングボード外壁塗装・コーキング補修についてお伝えしたいと思います。

お客様から、「外壁目地部分にひび割れが出てきている。一度見てくれないか」とのご依頼があり現場調査に行きました。

確かに目地コーキング部分に亀裂があり、打ち替えする必要がある状態です。

近年の住宅外壁でよく使用されているサイディングボードは、築10年以上経過しますとこのような状態が多くみられ、同時に外壁も点検しますと、表面が劣化してきている場合もあります。

 

目地コーキング補修だけでも、足場が必要になってきますが、足場組立だけでも、結構な費用がかかりますので、外壁と屋根(カラーベスト・鉄板葺き)塗装も同時に施工することをお勧めしています。

 

では、サイディングボード外壁なのに何故塗装が必要なのか?

新築の時は、メーカーで元から塗装してあるサイディングボードを使用するため「塗装」という概念について考えたことがなかった、という方は多いかもしれません。

しかしサイディングボードは日が経つにつれて、どんどん塗膜の防水効果が切れてきてしまいます。

サイディングボードは塗装することで、水の侵入を防いでいますが、サイディングボード自体には防水効果がないのです。

そのため美観を保つだけでなく、家を長持ちさせるため、防水効果を維持するためにも塗装は定期的に行う必要があります。

 

塗装時期については「建物築年数が10年経過している」「コーキングやサイディングボードに劣化現象がある場合は年数に関係なくコーキング打ち替えを含めて検討段階」となっています。

サイディングボード面の劣化現象とは、次の状態を言います。

〇ボード面に変色がある(新築時のツヤがなくなり、色味が薄くなって変色したように感じるこの状態は、塗料の効果が落ちてきている証拠です。)

そろそろ塗装を検討しましょう。

〇ボード面がチョーキング状態になっている(手で外壁を触ると白い粉がつく現象をチョーキング現象と言います。これは防水効果がなくなってきたサインです。

まさに塗装のタイミングです。

〇ボード面に剥がれ及びヒビがある(塗膜が剥がれたり、ヒビが入った状態です。放っておくと内部まで雨水が侵入する可能性があります。)

早急な塗装と補修が必要です。

〇コケ、カビ等が発生している(湿気が多い地域や場所はコケ、カビが生えやすい環境になるので、特に家の北側は注意してチェックしましょう。

そろそろ塗装を検討しましょう。

 

また、コーキング材のひび割れ、欠落等があれば速やかに補修する必要があります。雨水の侵入する可能性があります。

ご自宅の外壁がサイディングボード仕様になっている方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

ご相談等のある方は、お気軽に「美和工務店」までご連絡ください。

お待ちしています。

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施工グループ 川端

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