社員S君の成長に拍手。

5月21日(木)晴天の枚方市にて、N様邸の建方作業を無事終了しました。

今までは、私が全体の指揮を取りながら進めていたのですが、今回は現場の担当者に任せようと決め、工事を始めました。

N様邸の現場推進の責任者は、入社5年目のS君です。

N様邸は三方を住宅に囲まれ、一方向だけが、片側1車線の道路に面していて、敷地と道路との間に幅3m程度の歩道が通っています。

又、その歩道の上空には、関西電力の電線が通っています。

建方時、車道の車、歩道の通行者、運搬トラックから吊り上げるレッカー車の吊荷を考え、安全に作業を進める為には、どうすれば良いかという検討がS君を中心に1ヶ月前から始まりました。

レッカー車の運転手、大工の棟梁にも、現場を見ながら打合せに入ってもらい、準備をしました。

いよいよ当日5月の少し汗ばむような良い天気になりました。

いつもでしたら朝から私も現場に立つのですが、今回はじっと我慢して、3時の休憩時間に合わせて近くのコンビニで冷たいお茶を購入し、現場に入りました。

現場が目に入ると車道の片側通行の誘導、歩道の通行者と自転車の誘導、レッカー車による吊荷の誘導、全く問題なく整然と進められているのです。

S君を見ると、全体を見ながら、現場内の片付けと筋交い、TIP構法用ガセットプレートの位置の墨出しを大工さんと一緒に進めています。

色々心配していた私が何だったのかと反省です。

その夕方、会社に帰っていると、S君より「今日の仕事は、予定通り全て無事終わりました。今から会社へ帰ります」と電話が入りました。

「S君。一人前になったな。これからも宜しく」と私は心の中で、拍手を送りました。

近藤正隆

1ページ (全74ページ中)