もうだまされない

2021/07/02(金) 涼温な家

先日本屋へ立ち寄ると【「いい家」が欲しい。】の帯メッセージと同じくらい衝撃を受ける言葉が飛び込んだ。

【もうだまされない新型コロナの大誤解】幻冬舎 著者:西村修一(国立病院機構仙台医療センター ウイルスセンター長)

ドキッとして思わず購入。その日のうち一気に読破した。

 

一部内容を簡単に書くと、

新型コロナは、インフルエンザ同様呼吸器系ウイルスである。
皮膚からの感染ではなく、唾液やエアロゾルの吸い込みからの空気感染である。
だから、必要以上の手や物の消毒は不要である。

というように、素人にわかりやすくQ&Aが書かれている。

いや断言されている。

 

そのなかに「何より換気が大事である」と書かれてあった。

その換気法として、窓開け換気に扇風機を組み合わせてと書かれてあったが、これからの暑い季節エアコンなしでの暮らしは熱中症が生命を脅かす。

また、窓開け換気をしながら室内で空気清浄機を作動させても、花粉や車の粉塵等多種多様なエアロゾル粒子ですぐにフィルターが詰まり、劣化し空気清浄機としての機能が大きく低下してしまう。

よって、空気清浄機を有効に使用するには、窓を閉めサーキュレーター等で意識的に空気の流れを作り、空気清浄機の近くにまで遠くの空気を運び、部屋全体をきれいにする。

そして、部屋全体の空気中に浮遊するエアロゾルを的確に素早く排気する方法が必要だと書かれてあった。

 

今になってハウスメーカーが換気換気とこぞって言い出したが、しかし換気装置をただ付ければよいというものでもない。

美和が建てている『涼温な家』の換気法は、家の隅々までPM2.5までも除去したきれいな空気が供給される換気法。

家の中心に太いセンターダクトがあり、部屋の隅々から排気を行う、特殊で特許な換気法。

太いセンターダクトからこそ、給気される空気の量は空気抵抗値が低くなるため、給気量が俄然違う。

給気量が多いということは、排気も隅々までスムーズで、空気の滞留が起こらない。

それも家中が。

長年「いい家をつくる会」が唱えていた換気の重要性が、新型コロナに対しても武器になると確信した。

 

この本を最後まで読むと、見えないもの、知らないものに対する恐怖や不安感がガラガラと崩れていった。

そして、西村先生を信じようと思った言葉。

「新型コロナは呼吸器系ウイルスが原因の感染症。その専門家である私には、ウイルスの動きが見える。」

正しく対処をすれば最小限に食い止められる病気。新型コロナ。

信じよう。

そして、1日も早く治療法が開発されることを祈ろう。


島袋 律子