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蘇った桜

1年半前、2世帯住宅として建替えを行った堺市のT様邸の玄関先に咲いていた桜が”イス”となって蘇ってきました。

建替え工事に着手する前、お父さんとお母さんとのお話しの中に庭先に植えてある柿の木や、栗の木、又桜の木や、ミカンの木について何とか残せないかとのお話が有り、みんなで知恵を出し合ったのですが、栗の木と桜の木は伐採となりました。


建替前のT様邸の様子

 

「春、桜が咲くとご近所の人が”春ですねー”と言いながら声を掛けてくださいます。又、秋になると栗の実が前の道に落ち、近所の子供達がワイワイ言いながら拾って行きます。」

とお母さんが目を細めながら、楽しそうにお話して下さいました。

やはりお父さん、お母さんにはこの土地や家にいろいろな思い出があるのだな。と強く感じました。

何とかこの思い出を消す事なく、繋いで行くことが出来ないかと考え、大工の俣野棟梁と相談し、一番大きな桜の木を加工して”いす”を作ることにしました。

伐採した桜の木の丸太を回収し、会社の倉庫の中で、1年間乾燥しました。

その後、製材所で綺麗にプレーナーを掛け大工さんに渡して”イス”に造り上げたのです。

T様のお父さんと約束したお盆までには完成しますとの約束が守られます。

この”イス”を見るたびにT様のお父さん、お母さんの喜ばれるお顔が浮かびます。

T様、来週にはお持ちします。待っていてください。

近藤正隆

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