雨漏れ(水漏れ)調査について

2020/10/16(金) リフォームのこと

最近は、台風以外でも集中豪雨や通常よりも雨量が多くかつ風が強く吹く事が多々あります。

このようなに雨が続くと、「雨漏れがあるので見に来てほしい」とのご依頼も多くなります。

 

そんな中、某お宅に現調で訪問しました時のことですが、和室出窓の上枠中央部分から雨漏れが発生し、畳一面が水浸しになったとのことでした。

雨漏れほど厄介で、原因究明まで時間が係るものはありません。

一番の原因と思われたのが、出窓庇屋根とサイディング外壁との取り合いの、コーキングが打ってある箇所でした。

当初は、よく見てもコーキングはきれいな感じに見えました。

やはり原因究明するには、水かけ試験を行いどこから水が入り、どこに水が侵入してくるか確認する必要があります。

お客様には水かけ試験を行って原因究明する必要があるとお伝えし、後日お伺いする事となりました。

 

水かけ試験当日、外壁と庇屋根のコーキング部分を重点的に行います。

30分~40分近く水を掛け続けましたが、なかなか水漏れが出てきません。

雨漏れは風雨の強い時に起こり、通常の雨では雨漏れは無い様子でした。

 

今一度、庇屋根を見ますと真ん中で鉄板屋根を継いだ状態(長さ約2ⅿ90㎝)で、その箇所の壁との取り合い部分のコーキングと、もう1箇所同じような細いひび割れがありました。

そしてもう一つ分かったことは鉄板屋根の立ち上がり水切りが壁側に差し込まれておらず、強い吹き降りの時、強風で庇屋根が振動してコーキングに亀裂が入り、雨漏れを起こしているのではないかと見込まれました。

対処として、庇屋根に一枚ものの鉄板を被せて外壁に固定しようと思っています。

 

屋根からの雨漏れは、瓦が割れている・瓦がズレている等の箇所が発見できれば比較的早く雨漏れを防ぐことはできます。

しかし、2階建て家屋の一階天井や建具廻り、壁からの雨漏れ等は真上から水が落ちてきているとは限らず、全く違う場所から水が浸入して雨漏れを起こしている状況が多々あります。

いずれにしても雨漏れの(水漏れ)の原因を追究することは厄介なものです。

(一つ一つ雨漏れの原因となるものを、確認していく必要があるからです。)

 

雨漏れ(水漏れ)は、家にとっては「大敵」です。

気が付けば、すぐに対処することが肝要です。

何かございましたら「美和工務店」までご相談ください。

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施工グループ 川端