屋根瓦の塗装について

2021/02/19(金) リフォームのこと

今回は、屋根の塗装ついてお話をしたいと思います。

お客様から「外壁を塗装したいので見に来てほしい。見積をお願いします。」等、ご要望があれば現場調査に行きます。

カラーベスト屋根の場合、築10年以上のお宅で1回も塗装されていなければ、合わせて屋根塗装もご提案させていただいています。

なぜなら、屋根塗装だけでも足場組立をしなければいけませんので、外壁塗装の際に併せて屋根を塗装されたほうが、足場組立が1回で済みます。

 

さて、屋根瓦の場合は、すべてが塗装できるわけではありません。

粘土系の瓦(和瓦といわれ、いぶし瓦・無釉瓦・陶器瓦等)は塗装は不要です。

(ただし漆喰等の瓦以外のメンテナンスが必要です)

塗装が必要な瓦は、セメント系の瓦(セメント瓦、モニエル瓦等)です。

これらの瓦は、表面がモルタル同様に色・艶がなく、さらに防水性もなく雨水を吸い込んでしまうため、塗装が必要です。

現在は、地震対策等もありカラーベストが多く見受けられますが、少し前には、ヨーロッパ発祥の瓦としてモニエル瓦に人気があり、多く見受けられます。

 

屋根瓦を今後20年以上は持たせたいとお考えの方は、葺き替えをおすすめです。

10年前後は持たせたいとお考えの方は、塗装がおすすめです。 

 

塗装工程は、まず在来瓦の洗浄を行います。


モニエル屋根瓦 塗装前

屋根の上は普段なかなか見ることは出来ないので、どのような状態かわからないことが多いと思いますが、20年近く経つと汚れがひどく、色落ちして黒くなっています。

洗浄しますと見違えるようにきれいになり、塗料が付き易い状態になります。

一見「塗装しなくてもいいのでは?」思うくらいにきれいになります。


モニエル屋根瓦 洗浄後
 


モニエル屋根瓦 塗装後

通常はセメント系の瓦専用の塗料として、マイティーシリコン(弱溶剤2液型シリコン樹脂塗料)(オリエンタル塗料)などがあります。

塗装工程は通常は2回塗りですが、あまり下地が悪い状態でしたらプライマー処理を行います。

これにより瓦の耐久性・耐候性が向上します。

色も何種類かあり、お好みの色が選べます。

今一度、ご自宅の屋根を確認してみて下さい。

セメント系の瓦でしたら、一考されてみては如何でしょうか。

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施工グループ 川端

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