屋上は観賞用の植木がいっぱい

2020/12/29(火) リフォームのこと

毎日植木に水をやる為、屋上の防水面は、悲鳴をあげています。

保護モルタルを打った土間面は、土足には最適だし、掃除もしやすいでしょう。

しかしその中の防水層がどうなっているかは、土間の下だけに劣化状態が分からないので、判断ができません。

 

外壁の塗装のように、チョーキング現象(指で外壁を触ったら、白い粉が指につくこと)で、塗装が経年劣化している判断の一つになります。

そのまま放置していると、そのうち雨漏りがしだし、慌ててしまいます。

そうならない為に、10年程度の目安で、やはりメンテナンスが必要です。

家にとって、雨漏りは内部を腐らせ、シロアリを呼び寄せる引き金になりかねません。

 

今回は、ウレタン防水の中で、通気緩衝工法で施工しました。

工期は3~4日間程度、広さは10帖間程度、本体が鉄骨造で、建物の揺れが大きい為、防水層が切れてしまったのではないでしょうか。

 

通気緩衝工法は、下地の伸縮を受けない緩衝シートを張り付けます。

そのシートには、無数の穴が開いてあり、その穴から、下地の水蒸気を上部にあげ、脱気筒を設けることにより、その水蒸気を抜き取る仕組みになっています(防水層の空気による膨れを防止)。

 

施工前の写真から、表面モルタル土間のひび割れ、伸縮目地から下へ水が入り込み、経年劣化により防水が破れ、雨漏りが発生した事例です。


施工前


施工中

 


施工後

施工後は、写真をご覧の通り、きれいに仕上がりました。

 

建築資材等に、劣化しないものはありません。

そのことはしっかりと頭に入れておいて下さいませ。

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施工グループ 名田 

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