塗装工事の「上塗り」の役割

2023/10/17(火) リフォームのこと

塗装工事には下塗り、中塗り、上塗りがあります。

「上塗り」は塗装における最後の工程です。

もちろん外壁、屋根面の洗浄、クラック等の処理(下地調整)、下塗り、中塗りをしっかりと行った上で、最後の仕上げである「上塗り」の役割が果たせるわけです。

1.上塗りの目的
「建物を保護する」
「色艶を持たせ、美観性を向上させる」
「低汚染性や防カビ・防藻性など機能性を付加させる」などの目的があります。
使用する塗料は樹脂塗料が一般的で、配合されている樹脂には種類があり「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」などがあります。

2.上塗りの効果
見た目を左右する重要な部分なので、塗膜に厚みをつけて美観性や耐候性を高めます。
太陽光(紫外線)や雨(水)から下地を守る役割を果たし、耐久性を上げます。
また、最大限の耐久性を維持するためにも、丁寧に塗る必要があります。

3.上塗りの意味
塗装工事や左官工事において最も表面に近い仕上げ塗りのことをいいます。
塗装作業においては、木材などで木摺りを組んだあと、下塗りをした上で、乾いてから中塗り、上塗りと塗装剤だけでも3つの層に重ね塗りをするのが一般的です。

4.上塗りの注意点
①下塗りがきちんと行う。(上塗りを密着しやすくする役割があります。)
②乾燥時間を守って塗装をする。(中塗りをしてから十分に乾燥させてから上塗りする必要があります。塗料には乾燥時間が定められており、その乾燥時間を守らなければ不具合が生じることになります。乾燥時間にチェックが必要です。通常では2時間以上となっています。)
③既定の回数以上を塗らない。(基本的に下塗り、中塗り、上塗りの3工程です。塗りすぎはだめです。)

屋根塗装


外壁塗装

 

以上の内容ですが、塗装工事をされるときの参考にして下さい。

施工グループ 川端

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